大手毬 (おおでまり)



大手毬 (おおでまり)

・紫陽花を白くしたような花。
・別名:「手鞠花」(てまりばな)。

オオデマリとは
高さが2~3mになる低木で、5~6月に球状に密集した花を咲かせます。花は咲き始めが黄緑色で、開くと白色になります。この花は雄しべと雌しべの退化した「装飾花(飾り花)」でタネは付けません。本種は ヤブデマリの両性花(雄しべと雌しべがあり、実を付けることができる花)がすべて装飾花に変化した栽培種とされています。

花のかたまりは直径10cmを超し、まさしくオオデマリ(大手鞠)の名がぴったりです。英名のスノーボールもこの花姿から来ています。花の咲き方や雰囲気がどことなくアジサイに似ています。秋に紅葉して冬は落葉します。

葉は丸に近い卵形で縁にギザギザがあります。葉脈の部分がへこんで、表面にくっきりとした凹凸が出来ます。オオデマリの学名はビバーナム・プリカツム・プリカツムと言いますが、プリカツムとは「プリーツ(ひだ)のある」という意味で、この葉の様子からきています。